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精油が採れるまで
枝葉の採集
人工林は、人の手で手入れをしていく必要があります。
密集して生える細い木などを間引いたり(間伐)、
地面に近い枝を切り落としたり(枝払い)します。
風通しがよく、満遍なく太陽光が当たるように、
そして地面の小さい新たな生命にも光が届くように。
計画的に木を伐ることは、
健康な森を未来へ託すために大切なことです。
そうした森の手入れの過程や、
林道・宅地造成などで伐採をする場合、
多くは幹の部分を材として搬出します。
運搬の妨げにならないよう切り落とされた枝葉は、
バイオマス燃料として業者が回収したり、
一部はそのまま森へ還すことも。
LandEdgeの精油は、
こうした林業現場からの枝葉を原料につくられます。
選別・粉砕
集めた枝葉のうち、太い枝を手作業で除き、
先端部の細く柔らかい枝と針葉を選り分けます。
枝(チップ)も蒸留できますが、
葉の青々とした香りを出すため、
蒸留部位を選んでいます。
(除いた大枝も、薪として大事に使います)
選別した枝葉をウッドチッパーで砕き、蒸留釜へ。
ここから蒸留作業へ移ります。
水蒸気蒸留
〔図〕水蒸気蒸留の仕組み
熱した水は水蒸気となり、原料の間を通ります。
香り成分を含んだ蒸気は、冷却器で冷やされて液体へ。
この液体から、精油(エッセンシャルオイル)と
芳香蒸留水(フローラルウォーター)を得られます。
トドマツの葉油含量は、乾葉100gあたり8mlほど
(平成30年度・林野庁調査報告より)。
1瓶(5ml)の精油を得るには、2ℓペットボトルが
いっぱいになるほどの枝葉が必要です。
*樹齢や採取時期、生育環境などにより異なります。
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